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   屈託甘味料
無音の下へ
閉じこもる誰かは
その目に甘い世界を映す。

上には練られた青と白
まるで
工事現場を囲む壁にとかかれたような
干からびた
空、という
代名詞

かわいて
足も声もうずめてくれる砂

あとは
体中から内がわの
固い骨格と偽るものすらとかせるだけの
涙と、涙

誰かの目から涙は落ちる。

ひとりにされたと泣きながら
ここにはひとりだと笑いながら

 

 
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