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天涯
地へ降り地へ染みる雨粒のように
私というひと粒も
その終わりには形を無くす
私も地へと
滲みるだろうか
雨粒は水の流れへ合わさるように
私も、透明の流れへとけるだろうか
どこか、ただひとりしか辿りつけない場所でなく
信じた者には開かれる美しい国でなく
どこにも無い何かへ移るのではなくて
ここにあり、
また同時に、どこにもある透明の流れへと
加わるのだろうか
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