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花のように
ありふれた吐息が
いっせいに揺れる芒の上に
落ちてから
青鷺が滑るように降りる
湖面へと
古びた糸のように散る
かたりとまばたきする
楠の実
閉じた
瞼の奥で点描は進む
花のような
線も
絞られた
息も
四散した
それらを受けた湖も
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