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 11〜20
 
1.
薄片は
先端にとめどなく生い
つまれた声
2.
朝は
昨日の匂いと
今日の息
3.
ちぎれた記憶は
ちぎり取った記憶より
軽やかに多い
4.
白布は倦まず
太陽の名残を吐いて
身をくるむ
5.
羽化途中の蝉の羽に
夏草の下のバッタに
うすみどりいろ
6.
雨の根は空に
雲は根葉
7.
不安も
期待も
同じ場所で内側から胸を叩く
8.
地から震うか
大風か
揺らがせられる部屋軋む
9.
観月の
灯へ篭められる
白の萩
10.
涼しい
秋分の日のむこうから
吹いてきた風
 
 11〜20