「強く押すマウス」
涼しい朝と夜が増えてきました。裏の空き地には萩の花も咲きはじめ、秋の気配を感じます。
私はクーラー無しで過ごすのは快適だと思いながらパソコンに向かい、ときどきマウスを強く押します。手元のマウスは中で接続が悪くなっているらしく、軽く押しただけでは右クリックが空振りに終わるからです。ぎゅうぅッと一秒近く押さえるとメニューが開くので、まだマウスを買い換える予定がありません。これを家族で一番不便がりそうなのは父ですが、私が「お父さん、この状況はキーボードでショートカットキーを使う練習をするのにぴったりよ。」と長所を述べたところ、常に理路整然としたことを重視する父は「うん、なるほどね。」と心から納得しておりました。どんなに不合理な結果が横たわっていようとも理屈が通っている一面を見せられると疑問を抱かなくなるころが、父の数少ない欠点の一つです。
2006年9月2日(土)