「こんな時、何て言う?」
風邪が、まだ完治しないままずるずると10月末になってまいりました。
さて、私の風邪の一因になっている方の話です。
パソコンを初めとする機械が苦手な新課長が異動して来られてから、そろそろ一ヶ月になります。
新課長は今日もパソコンの前で「あれー? ここは○○○じゃなかったけ〜??」と行き詰っていらっしゃいました。
笑顔で「いえ、△△△です。」と簡潔に伝える私。
課長は、とある業務用のプログラムを立ち上げるパスワードと、パソコンそのものを立ち上げる時のパスワードを混同されているのですが、直接関係の無い事を言っても分かってもらいにくいので黙っておきます。
ところが、正しいパスワードを伝えたのに「そうだっけ?」と信じていなさそうな顔をされました。入力してみよう、という気配もありません。
ここで「なぜ覚えられないならメモを取って「この時使うパスワードはこれ。」と分かるようになさらないんですか!」とか、頭ごなしに「正しいって言ってるでしょう!」とか言いたいのは山々ですが、言いません。
家族との経験から考えると、そういう対応はたいてい逆効果だからです。
にこやかに「あら〜そうでしたっけ?」などと言いながら「△△△」と私がパスワードを打ち込むと、ちゃんとプログラムは立ち上がりました。課長も素直に「あ、本当だ〜!」と正しいパスワードの威力を認めただけでなく、私に感謝してくださいました。
今度、同じような事があったら、もう少し結果を焦らずに「あら〜、念のため△△△って入れてみていただけますか?」と提案して、課長本人に入力していただこうと思います。
2007年10月26日(金)