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「そろそろ」

 日が暮れるのが早くなってきました。
 日本は春雨、梅雨、秋雨、という具合に季節の変わり目には雨が降るので、ときどき、急な雨にあうようにもなりました。
 雨を避けて金木犀の下で京都出身のお友達を見習って折りたたみ傘を取り出す間、ちょっと木と話をします。
 その木は、丁寧な挨拶をきちんとするタイプでした。
 どの木ともそうなのですが、あまり日本語に変換できる形の会話はありません。気持ちが混じりあい、想いを交わしあい、意思疎通を達すると、交感というより多くを受け取る気がするので「会話」と読んでいます。

2007年9月13日(木)
「マウスピース」

 今日は歯医者へ行ってきました。
 私は噛み締める力が強くて歯に負担がかかり、歯が浮いてグラグラ揺れたり痛んだりしていたので、4月ごろからマウスピースを就寝中に着けています。マウスピースは樹脂製で、噛み合わせで生じる力を分散させてくれます。
 半年近く経った今、グラグラしていた歯は、ほとんど動かなくなり、じわーと染みるように痛むこともなくなりました。
 お世話になっている先生は、ちょっと噛み合わせのバランスが悪くても、歯を矯正することより、マウスピースを使ったり病気予防を勧める方です。なぜなら、自分の歯は世界で一本だけで、買い替えもきかない貴重な財産だと思えば、できるだけ手を加えずに長持ちさせるほうがお得だからだそうです。

2007年9月14日(金)
「天王寺で昼ごはん」

 今日は大阪へ出ていました。
 地下鉄の駅近くにパイナップルのイラスト入りで「楽しい情報がいっパイン」と書かれた広告が貼られているのを見るにつけ、関東ではどのような広告文が見かけられるのだろうと思います。
 天王寺でお昼を食べたのですが、入ったお店が混んでなくて全席禁煙でランチが美味しくて店員さんのサービスも感じが良い「当たり!」のお店でご機嫌でした。
 入ったのは天王寺ステーションビルB1の神戸屋キッチンさん。「ちょっとうれしい おもてなしランチ」は、3種の中から丸いパリっとした皮のパン(カイザー?)にグリルドビーフと玉葱が挟んであるものを選びました。これがメインで、有機野菜のサラダとミニスコーン、飲み物つきで819円はお得な感じです。サラダのトッピングのレンコンチップスも良かったです。ちなみに、他の2種類には季節の野菜のキッシュが付きます。

2007年9月16日(日)
「更新情報」

 単葉に「たなびく」をアップしました。

2007年9月17日(月)
「ふんわり名人 きなこ餅」

 巷で話題の越後製菓さんのお菓子を食べました。
 これが、きなこに空気を吹き込んだような食感。口に入れるとサクっふわふわぁっと、歯を立てた後はあっという間に細かく溶けて、かすかな米粉ときなこの味が舌の上に残ります。
 感動したので、その柔らかさを母に話してみました。
私「ふわふわなの。口に入れたらすぐ砕けて」
母「マシュマロみたいな?」
私「ちがうよ! えーと、そういう柔らかさじゃなくて、乾いたお麩みたいな感じ。」
母「麩って、柔らかいっていうよりサクサクして固いでしょう?」
私「そうだけど!」
 違いを説明すればするほど母の頭上にハテナが増えて行くようだったので、今日、現物を買って帰りました。食べて納得した母が、もう一言。
母「喉から粉が鼻へ入りそう。」
 その点は同感です。すぐに砕けるお菓子なので油断せずに食べています。

2007年9月21日(金)
「名月」

 まどかに輝くお月様を見上げていました。
 急に朝夕の気温が下がった昨日、仕事時間の8割は鼻炎に悩んでおりました。鼻水がぽたぽた止まらなくて薬もあまり効かないところへ、結局どういう対策が効いたかというと「制服のブラウスを長袖に着替える」という至ってシンプルなものでした。
 体が、寒くなくても冷えていたのですね。秋口の鼻炎の原因は暖めたら治るところにあったなんて拍子抜け。でも、鼻炎になると良いこともあります。
 私は何事にも肩の力が入って気疲れしてしまうところがあるので、動ける程度に体調を崩すと否応無く心身から力を抜くことができて、「適当」をやれるようになるのです。
 これは私にはまるで奇跡と同じぐらい得がたい状態で、そういうときは頑張りすぎることもなく、鼻炎薬でフラフラになって家に帰ってすぐに寝て何もしなかった次の日は、いつもは感じることのない充足感があり、人心地がついています。

2007年9月26日(水)
「困るかな」

 私の職場では、年度始めの4月は忙しいだろうという理由で秋に異動があります。
 そのため10月1日から上司が変わります。
 新しい上司は甘いものが苦手な方だそうですが、部署で歓迎の気持ちを表すためにケーキをおやつにご用意することになりました。
 一旦、ケーキが適当かどうかは検討されましたが、他にケーキを凌ぐ候補はなかなか見当たらず、皆が頭をひねる中、私は、塩味で、けっこう男性に隠れファンがある、めでたい食べ物を思いつきました。
「お赤飯はどうでしょう」
 しばし皆さんが沈黙したあと、冷静さでは右に出るものが無いヒヨコさん(仮名)という方が落ち着いて聞き返されました。
「それは、受け狙いですか?」と。
 私の真剣な提案があまり支持されなかったことは、やや残念でした。

2007年9月28日(金)
「これまでどおりのこともある」

  郵便局の民営化に伴い、10月1日からATMの振替料金手数料が値上げされます。他にも値上げ幅が驚くほど大きい変更が行われます。詳しくは下のリンク先を御覧ください。
 これは仕事に関係することでもあります。ところが郵便局のホームページへ行って調べようとすると、目指すページは、ずいぶん分かりにくい場所に置かれていました。
 「ゆうちょニュース」カテゴリーの「振替の料金一覧」 (別窓で開きます)です。
 利用者としては、次月から変更になる情報なら一番目立つ場所に置いて欲しいものです。しかし、この一件を見るかぎり、郵便局の民営化とは民営らしく利潤追求第一を押し進めつつ、国営時代のお役所仕事を併せ持つという非常に不便かつ不親切な機関が誕生することかと思われます。

2007年9月29日(土)