「観音さまは知っている」
先週末に紀三井寺へ詣で、たくさんの階段を上り下りした右足首が痛んでいます。さっさと歩けないほどの時があります。
しかし元はといえば7月4日に職場の地下へ下りる階段の、残り二段というところででつまづいて落ち、その勢いのまま目の前の壁に激しく右足右胸右手首を打ちつけてから、どうもその方面の調子がよくありませんでした。
お寺の石段だけが悪いわけではないのです。
というわけで、足の不調について聞いた弟が「せっかくお参りしたのに足が痛くなるなんて」とお寺の御利益に疑念を示したのには反論しておきました。
「あなたの歩みは、ゆっくりにしたほうがいい。とか、もっと体を大切にしなさい。と諭してくださっているのかも。」
「おお! すごいな、その解釈!」と弟は私に目を丸くしましたが、世界三大宗教のどれをとっても、信仰の道においては起こる出来事の主観的な是非より、信者が経験から学ぶ内容が重視されるものです。
2008年7月26日(土)