「母と」
今日は満月だそうです。半月ぶりの雑記なので母との朝の会話をひとつ。
私が朝ごはんを食べながら机の近くに置いてあった広告を見ていると、キティちゃんのカレンダーという商品が出ていました。
その商品は永久に使えるカレンダーという謳い文句があり、立体的なキティちゃんの人形が各月一個ずつあり、
大きな赤いリンゴ型の飾り棚に並んでいます。たとえば、2月のキティ人形はチョコレートを作っているところです。
人形の置かれている棚の各場所は、壁のところに数字が1から12まで書かれています。棚の中央には木でできた一ヶ月カレンダー
があり、そのカレンダーの下に人形を置くと、今が何月かわかる仕組みになっています。私は、無表情さにかけては
ミッフィーの次点のキティちゃんに大して愛情を感じませんが、ファンの方なら一目ぼれの商品と見受けられました。
また、ファンの方ならすでにご存知のことかもしれませんが「棚のデザインは、キティちゃんの大好きな赤いリンゴの形です。」という
広告文が一番衝撃的でした。キティは一見ネコのように見えますが、やはりバーチャルな世界の住人ですね。
さっそく母に言うと、母も驚きました。
母「ええ〜! リンゴ!? なんでダシジャコ(=煮干し)じゃないのよ。」
私「そんなのアイドルの好物じゃ無いよ。」
母「でも、ネコでしょ? じゃあ……せめて刺身が好物とかにすればいいのに。」
そんな渋い趣味のネコに世界的大ブレイクは無理でしょう。
大変不満気だった母が、急に真剣に思いついたことを話し始めました。
母「あー、あのね、じゃあ…実はキティちゃんも陰ではダシジャコをバリバリ食べてて、
もう麻薬のように好きなんだけど、それを隠してアイドル生活を送っているのかも。」
私「……そう、かもねぇ」
それはそれで全世界のキティファンを敵にまわすと思いました。
2005年11月16日(水)