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「楽毅論」

 2月ですね。奈良は雪が降り、冷え込んでいます。
 さて、私がパソコンに向かっていると、両親が「紙に縦書きで字を書くということは大切だ!」という話で盛りあがっていました。なんでも、父の受け持ったゼミでは、一人の学生さんが日本書紀を書写した結果、文献をよりよく読めるようになり理解も進んだそうなのです。
 父が「僕はね、高校生でも無いのにそんなことして成果が出るんだろうかと、ちょっと疑ってたんだよ!」学生さんを疑っていたなんて先生としてちょっといたらない感じです。母が「今の高校生はそんなことしないわよ。パソコンとか携帯で文章書いたり読んだりしているのよ。」父「僕なんかね、中学生の時に楽毅論を書き写したよ?」(『楽毅論』というのは、古代中国の政治論が書かれた書籍ですが、理論以上に書の美しさで有名です。)母は自然な雰囲気で「私も7歳ぐらいからいろいろ書き写してたけど…」と話を続け、やはり手で文章を書き写すことには意義がある、という結論に2人で達していました。
 私は宮沢賢治の詩を書き写したことがありますが、皆さんはいかがでしょう?

2005年2月2日(水)
「勝った」

 何に勝ったのかというと、HTMLにです。
 今日は新たに「過去雑記のもくじ」ページを作ったのですが、その下部はぼかしが入ったデザインになっています。そして、その部分のデザインは詩のページからHTMLを切り取ってきて、新しいページに挿入しました。
 「それのどこが大変だったの?」と思われるかもしれませんが、私は今までずっと各コンテンツ内では、そこのページを丸ごとコピーしてテキストだけを入れ替えていたので、タグが上手に挿入できると感動します。

2005年2月8日(火)
「こんなことで良いのかどうか」

 朝からずっと寝ています。
 昼間はほとんどご飯も食べません。ずっとずっとストーブの前に張りつき、ここから1メートル以上離れでもしたら、たちまちモルドールからの刺客に見つかるのだといわんばかりに眠っています。でも、考えてみれば実年齢は80歳以上で、それにしては足腰が達者です。お医者さんにも「とてもそんな年には見えないです!」と言われた飼い猫は、今もストーブの前で丸くなっています。

2005年2月12日(土)
「大和花暦」

 きょうの飛火野は雨でした。
 奈良公園の夕暮れの薄暗がりの中、春日大社の二の鳥居近くから南の浮御堂へと向かって歩いてゆくと、幾本かの梅の木があります。この時期、枝先には巧みな絵師の細筆で点描されたかのような白や紅が灯ります。それらは一心に咲く日を待っているのでしょうか、細い雨を受ける梅の蕾は夜を迎えようとする公園に清々とした色を与え、ほのかに光を集めます。しかし、あたりに枝先に息づく春を探して来た者は一人としてなく、梅の下を行くのは、ただ雨の道に物思わしげなこうべを垂れる一頭の雄鹿だけでありました。

2005年2月16日(水)
「更新情報」

 今日は、単葉に「飛雪繚乱」をアップしました。
 ほぼ一ヶ月ぶりの詩の更新で、ちょっと作業が新鮮でした。

2005年2月19日(土)
「親子関係」

 今日の夕食は親子丼でした。
 ご存知のように親子丼は、具が鶏肉と卵というところからついた名称です。しかし一体、真の親子関係にある親子丼というものが存在するでしょうか。あれの実態は究極の他人丼であると思います。

2005年2月22日(火)