「こわれた時計は」(トップの三行詩「小声の爪」NO.13を更新。)
前回に続いて時計のお話です。時計屋さんで店員さんがお客さんに「壊れた時計は、針を10時10分の位置で置いておかれたら良いんです。」と話されていました。どうしてかな?と聞き耳を立てていると、店員さん「そうしますと、ちょうど時計の文字盤は下側が広く開いて、これを末広がりと見立てて縁起が良いんです。」
その後私は、家に帰ってさっそく自分の止まった時計がどうなっているか確かめてみました。
取りだした時計の針の位置は、11時28分。
でも、今はちゃんと10時10分に修正されています。
どうしても「右肩下がり!右肩下がり!」と頭の中でひらめきが連呼するのに負けたのです。
2004年11月22日(月)